沖縄一のもずくを支える【勝連漁業協同組合

今回ご紹介するのは、県内一のもずく生産を誇る【勝連漁業協同組合(勝連漁協)】様です。
皆さまご存じの通り、沖縄県は全国一のもずくの産地。全国シェアの9割以上が沖縄産のもずくです。その中でも、うるま市勝連地域は、県内もずく生産の約4割の水揚げを誇るもずくの大生産地です。
そのまま頂くことはもちろん、天ぷらにしてもみそ汁の具材としても抜群に美味しいもずくの魅力、本日はその魅力と勝連漁協様の取り組みについてご紹介させて頂きます。

勝連漁協のもずく栽培

もずくの生産は毎年10月初め頃の苗づくりからスタートします。
『苗づくり?』と思われた方もいるかと思うので、少しもずくについて説明させてください。
もずくは、海底の藻などに付着して成長する『海藻』です。
勝連漁協様では海底にビニールシートを張り、そこにもずくを着床させます。
そこから約1カ月間の採苗期間をかけて、もずくの種を育てていきます。
採苗できたビニールシートを水槽に移動させ、そこで今度は種付け作業を行います。
もずく以外の海藻が付着していたら小まめに取り除き、丁寧に丁寧に育てていきます。種付けが上手く進むとロープの周りがヌルヌルしてくるそうです。約1カ月をかけて水槽で種付けを行った後、今度は海の畑へ移動して育てていきます。

種付けができたロープは、勝連沖水深10メートル前後の海底にあるもずくの苗床に設置します。
設置作業は漁師さんたちが3~4時間程、海に潜ったまま作業を続けるとのこと!
漁師さん曰く、苗床を海底に設置する様子は、野菜の苗を畑に植えるのとまったく同じ作業なので、もずくは「養殖」というより「栽培」と言ったほうがしっくりくるとのことです。

海底に設置されたもずくは、3月末から4月初旬の収穫開始に向けてもずく漁師さんたちの愛情をたっぷり受け、勝連の豊かな海の中で、大きく美味しく育っていきます。

勝連産もずくの特徴は、なんといってもその太さ!しっかりとした歯ごたえでもずく本来の風味が楽しめます。勝連漁協のもずくは、豊かな風味やシャキシャキ食感など旬の美味しさが味わえる「早摘みもずく」と海の中で2~3か月熟成させた「完熟もずく」の2つの味わいが楽しめます。どちらのもずくも低カロリーでミネラルや食物繊維が豊富なので、美容やダイエットにもおススメです。

もずくの消費拡大に向けた取り組み

勝連漁協ではもずくの消費拡大に向けた取り組みとして、もずくを使った様々な加工食品の開発を行っています。沖縄一のもずく生産量を誇る勝連地区で採れた新鮮なもずくだけを使用した「早摘みもずく 食べるスープ」は、早摘みもずくのシャキシャキとした歯ごたえと豊かな磯の香りをそのまま閉じ込めた美味しいスープです。フリーズドライ製法でなのでお湯をかけるだけの簡単調理で早摘みもずくの美味しさが手軽に味わえます。「肝高のもずく餃子」は、勝連の海でとれたもずくを餃子の皮に練りこみ、県産豚肉と国産野菜を使用したジューシーな餃子で子どもたちにも大人気。

その他にも、もずくを風味豊かな生醤油で熟成させた「生もずく醤油」や、厳選されたもずくとシークヮーサーを原料とした「シークヮーサーもずくポン酢」などの調味料も大人気です。

これらの商品は「勝連漁業協同組合」のオンラインショップで購入することができます。美味しいもずくをぜひご賞味ください。
https://www.katsuren.net/shop.php

衛生管理への取り組み

勝連漁協様では、衛生管理への取り組みも行っています。
クロックワークによる定期的な製造現場の環境検査を行い、日々の清掃の確認や、食品添加物由来の除菌剤を加工場に噴霧し、清潔な状態を保つ取り組みを行っています。
またその検証のための製品検査によって、安全・安心な製品作りと出荷を行っています。
もずくを県民、全国に出荷する勝連漁協様を、わたしたちクロックワークは全力でサポートしていきいます!