2024年の旧正月、新年があけました

みなさまあけましておめでとうございます!
さて本日は食品衛生から少し離れて、私たちクロックワークが本社を構える沖縄県のお話を少し。
ここ沖縄では、今でも旧暦による行事が行われています。
特に大きなイベントがこの『旧正月』。
沖縄県南部に位置する糸満市などでは、大漁旗を掲げ、新暦のお正月と同じ様にお正月が行われます。
※地域によっては2回お年玉をもらえる子どももいるそうです!

沖縄ならではのお正月のくゎっちー(ごちそう)

旧正月を祝う食卓に並ぶのは、沖縄ならではのごちそう。
各家庭によって少しずつ違いますが、
■中味汁:豚の内臓のスープ。生姜をたっぷり入れて頂きます。
■イナムドゥチ:こちらも豚肉を使った汁物で、イノシシモドキ→イナムドゥチ、と言われています。※諸説あり。
豚肉と、カステラかまぼこのたっぷり入ったこのスープは、心も体も温まります。
中味汁もイナムドゥチもお祝いには欠かせない沖縄料理です。
■かまぼこ:沖縄には、かつては多くのかまぼこ工場がありました。今でこそその数は減ってしまいましたが、今でも昔ながらの材料と製法で、その味を守り続ける事業者様がいらっしゃいます。
■三枚肉(ラフテー):豚肉を丁寧に下ごしらえし、厚切りにして泡盛や醤油、砂糖でコトコトじっくり煮込んだ料理。家庭によって甘さや柔らかさが異なり、家ごとのおふくろの味、といった料理になるかと思います。
■クーブイリチー:昆布と豚肉などを、出汁と加えながらじっくりじっくり作られる料理。見た目は地味ですが、味わい深い一品です。

等など、沖縄のお祝いには欠かせない料理が多くあります。

昔の人の知恵が生きている

かつて台所で毎日毎日料理をしていた沖縄のおばあたちは、
『あちらしけーさーさーんど!(何回も何回も温め直したりしないでよ。)』
『しーかじゃー(傷んだ臭いがする。)』
となど、料理をする際や食べる際に、危なさそうなものを避ける(食べないようにする)ことを自然と行っていました。
クロックワークでは、【食中毒を未然に防ぐ仕組み】をサポートする業務を行っていますが、そこには沖縄のおばあたちの知恵が生きていると感じます。
しかもそれが科学的に根拠があるものなので、おばあたちさすが!
というわけで、本日は旧正月気分のお話とさせて頂きました。
昔も今も美味しいものを安全・安心に食べたい、食べさせたいという気持ちは変わらないものです。
皆さまもよいお正月を!