第2話 顧客リストの集め方

前回のコラムで、繁盛飲食店の二大法則「お店のブランド化」と「お客さんとの定期的な接触」のお話をしました。そしてコロナ禍の今こそ「お客さんとの定期的な接触」すなわち、顧客リストの収集と、定期的な情報発信の実践に取り組むことが最優先事項だとお伝えしました。

今回は「顧客リストの集め方」についてお伝えしていきます。

2つの情報発信方法と顧客リストの集め方

まずは、どういう形で情報発信していくかで、集め方が若干変わってきます。方法は大きく分けて二つあります。

・はがきなどアナログでの情報発信

・メールやSNSなどデジタルでの情報発信

※なお、すでに何らかの形で顧客情報の収集を行っている方は、その方法を続けていただければと思います。ただし“定期的”な情報発信をお忘れなく。

アナログでの情報発信での顧客リストの集め方

まずは、アナログでの情報発信に取り組む場合の顧客リスト収集についてお話します。昔からあるオーソドックスなものですが、集客UP塾でも数多くの成功事例が出ている手法です。

集め方としては、直接聞くか、簡単なアンケートなどを用意して書いていただくかですが、20席以下のお店なら、直接聞いたほうが集まりやすいです。しかし、調理や接客をしながらさらに個人情報をいただく、というのはハードルが高いかもしれません。

そこで、記名式のアンケートやクイズを各テーブルに設置するなどして、お客さんの連絡先やお名前を書いていただく方法がポピュラーです。もちろん、ただ置いておくだけではなかなか集まりませんので、追加オーダーの際や帰りがけなどに、さりげなくお声がけをしてください。

また、どの位の数を集めればいいのかということですが、私の知る限り、席数の20倍が一つの基準。ただしこれは平均値(イメージは客単価3,000円ぐらいの居酒屋さん)ランチ中心のお店なら、席数の10倍程度のリストでもOKなケースもあるし、客単価5,000円以上のアッパーなお店なら、少なくとも席数の30倍以上はリストを持ちたいものです。

アナログでの情報発信のおすすめツール

そして、アナログでの情報発信で一番おすすめのツールは「ハガキ」です。封書はまず開封してもらえません。封書は、お客さんとの関係が深い常連さん向けにしましょう。「うちのお店のお客様にはハガキでは失礼では?」と心配される方もたまにいらっしゃいますが、大丈夫です。私の顧問先では、客単価750円の蕎麦屋さんも、15,000円の割烹料理店さんも、ハガキで成功しています。

飲食店は、たしかにお客さんの個人情報が集めにくい業種です。クリーニング店やホテル・ペンションなどは利用=顧客の個人情報収集といっていいので、意識しなくてもお客さんの情報が集まってきます。

言い換えれば、顧客リストをしっかり集めて、定期的に情報発信をしている飲食店はかなり少ないので、取り組めば必ずと言っていいほど効果が出るものなのです。

次回は、SNSやスマートフォンの普及で注目を集めている、デジタルでの情報発信についてお話します。

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